マドモアゼル愛さんの ” 欠損としての月 ” の解釈をこれまで3回に渡ってシェアさせて頂きました。
しかしこれまでの内容だけでは、マドモアゼル愛さんの解釈、また占星術が与えてくれる解釈に届きそうもないと考え、今回総まとめの記事を書かせて頂きます。
月が欠損であり、元々自分に無い素質であったとしたら、なぜ私たちにそのような影が下りたのか、月の正体と目的が大変重要になりますね。
今回は大いなる創造のプロセスで果たしている、月の正体と役割、月に秘められた目的についてシェアさせて頂きます。
月は幻想をもって太陽へと導く存在
占星術的・学術的な月は、母なる月・母性の月と解釈されて来ましたが、実際のところは違います。
私たちにとって母なる天体・星は、この地球です。
私たち自身が太陽と地球の子なんですね。
では月はどうかと言いますと、太陽を支え、地球に住まう子である私たちを見守る存在。
その見守り方は実に不可思議で、幻想を見せることで、光や真の生と死の在り方を見つめさせる役割をになっているわけです。
ですが多くの場合、幻想に囚われるに留まり、月の役割はもちろんのこと、太陽に向かうことができなくなるのが世の常。
月の役割は物質世界に住まう私たちにとって、また宇宙創造のプロセスにおいて、大変重要なカラクリであり、変容・進化を遂げるためには不可欠な要素です。
特に物質に宿り、知性と情動与えられ、地球という稀有な次元・時空を生きる人間は、宇宙の創造の要。
” 陰極まれば陽となる ” と言いますが、私たちの意識の進化は、内なる世界がひっくり返るような経験でもって果たされ、1人の覚醒・進化は周りに影響をもたらします。
1日や2日ではこの覚醒・変容・進化は起こりません。
またあらゆる経験によって、それぞれの人生にある設定・計画によって、そのタイミングは異なります。
しかし私たちは誰もが、靈的世界の階層的な流れを受ける同時に、物質世界でのあらゆる制限を受け、変容・覚醒・進化が意識的に開かれないように造られた存在。
私たちは一往にして、肉体を持ったまま靈的世界への扉を開くことを、人生の共通の目的としているんですね。
自力で開くタイミングは、必ず訪れ、それまでのあらゆる経験が必然であったと納得し、感動する瞬間を得ることになります。
この一見遠回りで不可思議なカラクリによって、人は苦しみ、自分を見失うことになることが本当に多いものです。
しかしそれは私たちの ” 解釈 ” が、偏ったものであることから起因します。
その最たる原因に、月が関わっているということですね。
” 月がわかった ” マドモアゼル愛さんの月の解釈の着地点
まずは下記の動画を視聴して頂いて、マドモアゼル愛さんの月の解釈の真相をシェアさせて頂きたいと思います。
動画内でマドモアゼル愛さんは、大変感情的になられていて、それだけ占星術と人間が持つ純粋さ、人生を生きる難しさについて語られています。
私も思わず感動し、涙してしまいました。
マドモアゼル愛さんYoutubeチャンネルより、動画を貼り付けさせて頂きました。有難うございます!
月の正体 – 私たちは月星座から何を獲得できるのか?
月は幻想を見せる星であり、太陽の自分を実現させることを阻む存在である、という解釈がこれまでの大きなポイントでした。
しかし月のこれらの役割の真相は、もっと深いところにあり、私たちは月星座からその真相を持って、現実的に月の目的を果たすことができると考えられます。
それでは今回ご紹介したマドモアゼル愛さんの動画の、月の正体と目的について、まとめさせて頂きたいと思います。
- 地球から見れば、月に捕獲され、月からすれば、地球に捕獲された、相互関係がある
- 月星座が表すものは欠損であり、自分に無いものを表す
- 月の帰結点・月の正体・月星座の役割を知ることで、生き方が楽になる
- 月の自分像とは、7歳までの世界観であり、月はその世界観を抜け出さないように働く
- 人は月が幻想であり、欠損であることを認められない限り苦しみ続ける
- 月とは、大衆性・集合性・全体性である
月は、大衆的な人氣をもたらす
月の対象は、大衆に対するアピールを表す - 文明の開花は、大衆の意識の一致によって実現され、月が大衆が動く流れに関与している
- 人は個であるとともに、大衆・全体の一部であることを無視することはできない
- 全員が救われない限り、輪廻の旅は終わらない
- 月は人を誤解させ、疲弊させ、死を早め、輪廻の輪に引き戻すように働く
しかし本当の月の目的は、全体性に対する ” 救い ” にある - 大衆性の動きに善悪はなく、月の機能・役割は、神が創り、守った役割である
- 少年・少女の胸の中には、7歳頃までに培った、大衆性に救いをもたらすリーダーシップがあり、月星座にその資質が秘められている
- 全体が救われて、次の時代・状態に向かっていくことが地球の役割である
- 月は大衆性を表し、語り掛けられる月のサイン(月星座)には、大衆にこうあって欲しいという純粋な訴えと願いが込められている
- 月サイン(月星座)によって、誰もが子どもだけが持つ純粋な想いによって、大衆性・全体性を救う力が与えられている
- 月だけがホロスコープの中で特殊な星であり、個人が使うためではなく、全体を創るための力である
- 世の中の仕組みは完璧であり、すべての物事は完璧なタイミングによってなされる
- 自分が幸せになることには限界があるが、全体のために願いを訴えかけることには、大きな可能性があり、それが月の力である
- 月を自分の力を使おうとすれば自らを滅ぼすが、全体のために月の力を使おうとする時、自分も救われる
マドモアゼル愛さんはご自身でも、何度も月に対して悪口を言ってきた、と仰っていますが、それ自体が幻想を破り、月の本来の役割・正体を明らかにするために必要であったことがわかります。
太陽系にある天体の位置は、奇跡とも思われる位置を保っていると言われますね。
しかし地球に最も近い距離にある月は、最初から今の位置に存在していなかったことも事実。
マドモアゼル愛さんは別の動画で、月が地球の環境を変えた凶星と表現し、地球に元々あった真水を月にあった水分で隠してしまったと語られています。
ではなぜこんな歴史が起こり、また人は文明を進化させると同時に病んでいくことが起こるのでしょうか?
変革が実現される時、大多数が救われるためには、少数が犠牲にならなければならない、ということが平然と謳われるわけですが、少数が含まれてこその全体です。
月はもしかしたら、人間が自ら漏れなく全員を救う意識に目醒めることを想定し、太陽系に創られた星なのかもしれませんね。
私はこの動画を何度も視聴させて頂き、その度に涙ぐんでしまいます。
あなたもマドモアゼル愛さんの深い洞察と、真心を感じられたでしょうか?
私はこの動画・内容をシェアさせて頂くことを、大変楽しみにして来ましたが、それと同時に戸惑いもありました。
それが果たして、私の中にある無意識が引き戻そうとしているかは定かではありません。
しかし私自身も占星術を使って、自分自身の存在と、世界の仕組みを観察する中で、新しい価値観を獲得することで、葛藤が生じたのかもしれませんね。
結果的に、私はこの動画に、マドモアゼル愛さんの欠損としての月の解釈に出会うことができて、本当に良かったと感じています。
なぜならこれ以上、影を光と言う必要が無くなったと、幼い頃の自分の解釈を肯定するとともに、移り行く時代の流れと自分を許し、全体のためにできることを考えることができるのですから。
必然性・全体性から漏れる存在は、1つも無い
マドモアゼル愛さんは、2019年の1年をかけて、欠損の月・幻想としての月の解釈をシェアされて来ました。
マドモアゼル愛さんは占星術界の重鎮でいらっしゃいますから、突拍子も無いことを言うような方ではありません。
しかしマドモアゼル愛さんの月の解釈は、一般的な占星術の解釈とは正反対の解釈ですから、最初は戸惑われるかもしれませんね。
ただよくよく考えてみると、自動的・反射的な解釈を一旦横に置いておいて、人生のカラクリや行き詰まりについて考えてみると、腑に落ちる点がいくつも見つかります。
人間の意識としての集合的無意識もまた、創造のプロセスの途中経過にあります。
どの時代にも、確信的な発想や想像力によって、文明も意識も進化するものですから、私たちは今日1日を最善に生きるだけでいいのです。
ですから人と比べ、自分を卑下するような生き方、現実逃避によって自分を損なう生き方、他人を傷つける生き方はすべて、幻想ということになりますね。
月もまた他の天体と同じように、宇宙において、大切な役割・機能を持った星です。
それと同じように、80億人近い人口の中の1人として、あなたも私も存在し、個としての意識の持ち方が大変重要と言えます。
なぜなら80億人が一斉に意識を変えることなど不可能ですし、それは大変不自然だからです。
私は常々、この世もあの世も、大いなる計画の流れに沿っていると考えています。
流れの中には、数えきれないほどの予想外のことが起こるものですが、それさえも可能性として存在すると考えると、すべては必然だと考えてしまうんですね。
私たちはきっと、創造という何層にも重なった次元や理(ことわり)の中に存在し、絶え間なく進んで行く生命。
どこに向かうのでしょう?
それはきっと永遠に続くと思われる、光の根源へ。
私たちは終わりの無い旅をしていますが、私たちは幾度もこうやって意識の進化を遂げて来たでしょう。
もしその目的が前もって分かっていたら、きっと私たちの多くは歩みを止めてしまうかもしれません。
だからこそ今あるこの人生で、自分らしく、自分の輝きを見つけていくことが大変重要です。
今一度、人生や魂の在り方、自分自身を輝かせること、解釈を偏らせないことに意識を向けていきたいですね!
4回目となる今回の記事で、マドモアゼル愛の月の解釈についての考察を一旦終わらせようと思います。
占星術についての記事も、徐々に増やしていく予定ですので、是非楽しみにしていてくださいね。
今回も最後まで読んで頂きまして、本当にありがとうございます。
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
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